三大栄養素とは【2】脂質

3大栄養素のお話、その2。今回は「脂質」についてです。

「脂質」と聞くと身体の「脂肪」を構成していて、ダイエットには邪魔なもの!

という認識が昔は強かったのではないでしょうか。

ただ、今は「オリーブオイル」や「ごま油」など、

「身体に良い」と言われるような油が多く出回り、

結局、摂取しても良いのか控えた方がいいのか、よくわからなくなってきますね。

そこで、主に「油」などに含まれる「脂質」について、

その役割も含めて調べてみたいと思います。

 

まず、「脂質」の大きな役割としては、下記の通りです。

・身体に蓄えられ、生命のエネルギー源となる

・ホルモンの材料になる

・細胞膜や脳神経組織を作る

過剰摂取をすると高血圧や生活習慣病の原因となりますが、

不足するとホルモンバランスの乱れや皮膚炎、エネルギー不足となります。

ダイエット中に摂取を控えすぎると、皮膚が乾燥したり、肌が荒れたり、

といった弊害が発生する恐れもあります。

脂質は1gで9kcalと高エネルギーですが、その分腹持ちがいいという特徴があります。

またその種類によって効果や役割が異なってくることから、

自分にとって適切な油を適切な量、摂取することが大切です。

1日の適切量としては、

成人女性であれば45g〜65g、男性であれば60g〜90gです。

脂質の種類については、詳細は別途記載をしたいと思いますが、

大きく分けて飽和脂肪酸(常温で固体)と不飽和脂肪酸(常温で液体)に分けることができ、

ざっくりと言うと「不飽和脂肪酸」の方をより摂取することが好ましいと言われています。

 

※一般的なサラダ油も「不飽和」の方に属しますが、その中でもまた種類があり、

日常的に摂取する機会も大きことから、過剰摂取であり「控えた方がいい油」とされています。

「脂質」の種類と付き合い方についてはまたの機会に記載をしますが、

油は過剰に制限をせず、他の栄養素より「種類」と「量」に気をつけて摂取することが

大切!ということですね。

奥が深くて難しいですね・・・

次は三大栄養素の3個目、「炭水化物」についてです